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v11417a.jpg今年でトヨタ・プリウスが世に出てから10周年を迎えるそうです。
言われて気が付いたんですけど(^-^;

この10年の間に、他メーカーからも多数のハイブリッド車が市販され、トヨタ自身からもプリウス以外にもハイブリッド車が市販され、街中の車を注視して見ると、意外とハイブリッド車って出回っています。

プリウスに話を戻せば・・・20003年にフルモデルチェンジを行ないましたが、それ以外にも細かなアップデートが繰り返し行なわれ、旧型プリウスでも初期型と後期型とでは機器的には別物になっています。
その旧型後期のプリウスで、一年間ほど営業で足にしていた事があったのですが、「ハイブリッドカー」という看板だけに甘えることなく、ごく普通のFF大衆車として丁寧に、かつ革新的パッケージングを持って、作りこまれていることに感心していました。
初代プリウスの3サイズ(全長×全幅×全高)は4275mm×1695mm×1490mmですが、
特筆すべきは全高でして、パッと見でも解るとおり、4ドアセダンとしては異例の全高でした。
今でこそ、全高1500mm前後の車が多数を占め、一昔前と比べれば背高傾向となっておりますが、この流れを作り出したのはプリウスであると思っています。
ハイルーフ・プロポーションの良さは、どのメーカーでも検討が行なわれ、ハイルーフ化による効能は理解していながらも、従来のスタイリングに慣らされたユーザーへ受け入れてもらえるのかいうマーケティング面での問題や、生産ラインの問題で二の足を踏んでいたようです。

97年当時の主要車種と、現行車種の全高を比較してみました。

トヨタ
カローラ(E-AE114):1400mm(1470mm)
カムリ(SXV25):1430mm(1480mm)

日産
サニー(FNB14):1410mm(1540mm※1)
セフィーロ(HA32):1410mm(1495mm※2)
※1 後継車種のティーダ・ラティオのデータを引用
※2 後継車種のティアナのデータを引用

ホンダ
シビック・フェリオ(EK5):1405mm(1440mm)
アコード(E-CD4):1410mm(1470mm)

マツダ
ファミリア(BHALP):1420mm(1465mm※3)
カペラ(GFER):1440mm(1430mm※4)
※3 後継車種のアクセラ・セダンのデータを引用
※4 後継車種のアテンザ・セダンのデータを引用

中には幅そのものが広がっていたり、注釈にもあるとおり、車名そのものも変わっている車もあるため、一概にひとくくりには出来ませんが、この10年間で4ドアセダンだけでも、これだけ背高傾向にシフトしているのが興味深い所です。
データには載せませんでしたが、トヨタのビスタも調べてみると面白い結果が出ます。
最終型ビスタなんて、個人的には隠れ名車と思っているんですけどねぇ・・・。

閑話休題。

ハイルーフ化へシフトするに当たって、ミニバンが出回り始めたことや、それとフロアパンを共用するようになったこと、衝突安全基準の導入・・・と、背高傾向にならざるを得ない要素も多分にあるのも事実ですが、プリウスが市場に受け入れられたことによって、同時にハイルーフ車の需要を掘り起こされたと見ても良いと思います。
プリウスはハイブリッドを世に広めただけでなく、車のプロポーションの概念にも多大な影響を与えていた・・・と、私は思っています。
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